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荏原製作所よりマスターコントローラを使用せずインバータが相互に通信し制御するシステムの特許が公開されています。
【公開番号】特開2014-43800
【公開日】平成26年3月13日
【課題】低いコストでインバータ装置を容易に増設することができ、さらに圧力センサなどの状態量測定器が故障したときもポンプ運転を継続することができるポンプ制御装置を提供する。
【解決手段】第1のインバータ装置VFD1は、第1の状態量測定器DP1によって測定された状態量に基づいてモータポンプMP1,MP2の運転を制御するための制御信号を生成するマスタ機として機能し、第2のインバータ装置VFD2は、制御信号を受けて、該第2のインバータ装置VFD2に接続されたモータポンプMP1を駆動するスレーブ機として機能する。第1のインバータ装置VFD1または第1の状態量測定器DP1に異常が発生したときは、第2のインバータ装置VFD2がマスタ機として、第1のインバータ装置VFD1がスレーブ機として機能する。
図1 従来のシステム
コントローラ100が必要です。
図13 5台のポンプを制御するシステム
コントローラを必要とせず、マスターインバータがスレーブインバータを制御しています。
図23 故障状態
センサー(DP1)が故障したときには他のセンサー(DP2)を用いスレーブインバータ(VFD5)がマスターとなり、元のマスターインバータ(VFD1)はスレーブに変更される。
図11 マスターからスレーブに切り替わる説明
コントローラ基板が不要ですので、コントローラが故障により運転不能!という状態にならないのが良いところです。インバータ自体がマスターにもスレーブにもなれるので、使い回しが効くのもいいですね。
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